HIKAKINやはじめしゃちょーを抱えるYoutuber事務所、UUUM(株)についての記事です。この記事ではUUUMが投資対象として魅力的なのかをYoutube業界の今後の展開や銘柄分析を交えて書かせていただきます。
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UUUM(3990)株価分析。Youtubeの仕様変更でヒカキン打撃
この記事の要点です。
- UUUMはYoutuber事務所の最大手
- Youtube利用者はこれからも増える
- 子供向け広告の規制
- 大手Youtuberの脱退
- 株価は割高
Youtuber事務所唯一の上場企業
企業情報です。
会社名 | UUUM株式会社 |
設立 | 2013年 |
所在地 | 東京都港区 |
従業員 | 382人 |
代表取締役社長 | 蒲田和樹 |
決算期 | 5月 |
事業 | ユーチューバーのサポート インフルエンサーを活用したプロモーション |
大株主 | 蒲田和樹 梅田裕真 |
大株主に社長の名があります。
株価を上げるよう意識した経営戦略をたてるので、好材料です。
事業内容
主な事業は2つです。
①アドセンス収益
アドセンス収益とはYoutuberがグーグルからもらえる報酬のことです。
動画を再生すると最初に流れるCMなんかがアドセンス収入となっています。
本来ならばチャンネルの管理者であるYoutuberに収入が入るのですが、UUUMはマネジメントをすることで、手数料として収入の一部を得ています。
アドセンス収益のUUUMの取り分は20%と言われています。
②広告(タイアップ動画)
ユーチューバーが広告主の商品を紹介する動画を配信し、広告主は制作費をUUUMに支払います。
そしてUUUMはその制作費の一部をユーチューバーに支払うという流れです。
Youtuberがよく「案件」と言っているのがこのパターンです。
優位性とリスク
優位性
▽上位層のyoutuberが在籍
同社の主な収入源はアドセンス収益です。
このアドセンス収益は再生数に依存する為、在籍するYoutuberがどれだけ再生数を稼げるかが利益に直結します。
その点、UUUMはHIKAKINやはじめしゃちょーなど、業界でも5本指に入るほどのYoutuberが在籍しているので、彼らが事務所を辞めない限りは倒産はないかと思います。
▽Youtubeは今後伸びる分野
Youtubeの利用者は主に若者、子供です。
まだスマホを手にしていないこどもたちも多くいるので、利用者は今後も増え続けるでしょう。
また、運営しているのが天下のGoogleなので、閉鎖されることはまずありえません。米中貿易摩擦の影響を受けて利益が落ちるようなこともありません。
リスク
▽子供向けコンテンツの広告規制
Googleは子供向けコンテンツに対しての広告費を削減や視聴者の機能制限することを発表しています。
理由としては、米国の児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)に違反していたからです。
子供向けの動画で広告費を稼いでいたGoogleはCOPPAに違反したとして、1億7千万ドルもの罰金を支払わされました。
その対策として、子供向けチャンネルの大幅な仕様変更に至ったわけです。
UUUMの稼ぎ頭であるヒカキンやはじめしゃちょーは子供向けコンテンツを提供しているため、大きな打撃を受けることになります。
もちろん被害を抑えるために何かしらの策を講じるでしょうが、以前より稼ぎにくくなることは間違いありません。
▽大物youtuberの退所
チャンネル登録者数100万人越えの大物youtuberの脱退が続いています。
・すしらーめんりく
・木下ゆうか
・関根理沙
彼らのような稼ぎ頭がいなくなってしまうのはUUUMにとって痛手です。
問題は「そこまでUUUMに所属する価値がないのではないか?」
という点です。
アドセンス収入が20%引かれ、アシスタントを雇うと給料を払わなくてはいけなくなります。
何より、これまで好きでやっていたことに対しての仕事感が生まれてきてしまい、撮影へのモチベーションに変化がありそうだな、と個人的に思います。
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業績は堅調
2016年から2020年(予想)の売上高の推移です

売上は順調に増加していますね
次に純利益はこちら

利益は大きく下がっています
昨今のコロナウイルスの影響によるイベント中止、広告費削減、そして大物youtuber脱退による利益減ですね
セグメント別の売上高はこんな感じ
引用:UUUM_IR
アドセンス収入が柱となっています。
視聴者が動画を再生しただけでこれだけ入ってくるビジネスは美味しく思えてしまいますね。
財務は健全
財務に関する指標です。
総資産 | 6,561百万 |
自己資本 | 3,191百万 |
自己資本比率 | 48.6% |
有利子負債 | 719百万 |
設備投資 | 129百万 |
研究開発費 | 0 |
自己資本比率は48.6%とちょうどいいラインです。
低いと倒産リスクがあり、高いと守りに徹しすぎて投資対象としての魅力がありません。
有利子負債の割合も低いので、財務は健全です。
Youtuberの事務所なので設備投資、研究開発費は少なめです。逆にどんな設備投資しているのか。。
収益力
収益力の指標です。※数値は4月14日時点
売上営業利益 | 4.32 |
ROE | 11.43 |
ROA | 4.86 |
売上営業利益率は意外と低めでした。
やはりアドセンスの取り分が20%だとすくないのか
そしてUUUMの収益力はだんだん低下しています
去年までが黄金期だったということなのでしょうか。。
株価推移
6か月チャートです。
株価 | 2,005円 | 時価総額 | 392億円 |
PER | 97.9 | 信用倍率 | 24倍 |
PBR | 11.2 | 外国人保有率 | 18.3% |
配当 | 0 |
4月24日の4Q決算後に大きく下落
通期純利益の下方修正がありました
広告費の削減などを受けて収益力の低下やYouTubeに依存しているビジネスモデルに嫌気が指した売りも入ったと思われる。
PERを見るとまだ下がりしろはありそう。。
まとめ
・Youtube業界はしばらく明るい
・財務健全
・同業社が上場していないので買い時の判断が難しい
・専属Youtuberの再生回数に依存している
・業績はGoogleの広告単価の変動に強く左右される
・子供向けコンテンツの規制
・大物Youtuberの脱退
以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。