この記事では手間いらず(2477)について投資家の観点で魅力的かどうか書かせていただきます。ビジネスモデルや業績、財務などを踏まえて、あくまでも個人的見解を書いていますので、ご了承ください。
手間いらず<(2477)の株価予想。優秀なビジネスモデルに注目
この記事の要点です。
- 業績絶好調
- 財務も良好で倒産リスクなし
- ストック型ビジネスで安定
- ライバル企業がいないので解約されにくい
- 2月の中間発表で上方修正に期待できる
では、以下に詳細を書かせていただきます。
企業情報

社名 | 手間いらず株式会社 |
設立 | 2003年 |
代表取締役社長 | 渡邊哲男 |
事業内容 | 総合比較サイトの運営 |
従業員 | 39人 |
大株主 | 渡邊哲男 日本マスタートラスト信託銀行 |
従業員がすくないので、人件費はかなり抑えられています。
社長が大株主にいるのはプラス材料です。
事業内容
事業内容は2つ
①アプリケーション事業
・宿泊予約サイトコントローラー「TEMAIRAZU」の開発及び販売
・「TEMAIRAZU」とは宿泊施設が予約サイトを一括管理するためのソフト
楽天トラベルとかじゃらんとかいろんなサイトで予約されても重複することなく管理することが可能というサービスですね。
業務を効率化するサービスは解約されにくいので、そこが強みですね。
②インターネットメディア事業
・「比較.com」の運営
・「比較.com」はECモールサイト(楽天市場、Amazonなど)を比較し、最安値を検索できるサービス

比率としてはアプリケーションサービス事業が圧倒的に多いですね。
業績快調
売上高・経常利益・純利益の推移です。

売上高・経常利益・純利益が5年連続で増加しています。
連続して伸びる会社は翌年も増加する傾向があるので、非常に魅力的ですね。
アプリケーションサービス事業
・契約施設数は堅調に増加
・最高益を更新中
インターネットメディア事業
・売上減少
・検索エンジンアルゴリズム変更により表示順位低下
財務良好
自己資本比率と自己資本の推移です。

自己資本比率は90%以上をキープ。
50%以上で優良と言われる指標なので、この数値は非常に高い部類です。
倒産リスクも低いと言えます。
収益力がえげつない
これは売上高営業利益率、ROE・ROAの推移です。

営業利益率60%越え。
優良なビジネスモデルを持っています。
同社のROEは20%弱で、さらに伸び続けています。これは外国人投資家が飛びつきそうな材料です。
ROEは株主から集めた資本を元に、どれだけ利益を出せているかを表す指標です。
10%以上で優良と言われています。
有利子負債がほぼないので、ROEとROAはほぼ同じ値です。問題ありません。
レバレッジなしでこの収益力はほんとに優秀です。
優位性とリスク
優位性
・訪日外国人が増えており、「TEMAIRAZU」の需要が増えてきている
・ストック型ビジネスなので、安定して売上を維持できる。
・ライバルがいないので、解約リスクがない。
リスク
・東京オリンピック後に売上が減退する可能性がある。
株価推移
5年チャートです。
株価 5,490円
PER 45.59倍
PBR 10.65倍
配当利回り 0.5%
信用倍率 214倍
外国人保有率 5.4%
時価総額 35,567百万円
8月の決算発表から急に高騰し始めました。
高い収益力とストック型ビジネスという安定性から買われているのでしょう。
多分再来年まで業績は伸び続けるでしょうし、株価は今後も上がる可能性が高いです。
買い時としては2月の中間決算の発表までに株価が下がってくれてたらって感じですね。
中間発表で利益の上方修正をしてくる可能性が高いからです。
まとめ
・業績好調
・無借金経営
・営業利益率が非常に高い
・ストック型ビジネス
・東京オリンピック後の売上の落ち込み
以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。