銘柄分析

ソフトバンク(9434)の株価下落するのか。分析してみた。

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急成長を続けるソフトバンクグループ。この記事では子会社であるソフトバンク株式会社について同業他社との比較や指標から読み取れる優位性などを書かせていただいております。

ソフトバンク(9434)の株価下落するのか。分析してみた。

この記事の要点です。

・他人資本に頼った経営をしているので、倒産リスクがある
・配当金は高く、減配リスクは少ない
・株価の動きは小さい

 

SBグループの稼ぎ頭

ソフトバンクグループの傘下会社。
元々はボーダフォンという会社でしたが、ソフトバンクグループに買収された、電気通信事業者です。2015年にソフトバンクモバイルからソフトバンクへと社名を変更しました。
携帯電話の3大キャリアの一つです。

社名 ソフトバンク株式会社
市場情報 東証一部9434
本社所在地 東京都港区
設立 1986年
代表取締役社長 宮内謙
従業員 1万7200人
決算期 3月
主要株主 ソフトバンクグループ 66%

 

事業は4つ

以下の4つの事業を主軸としています。

コンシューマ事業
一般消費者向けに
・携帯電話端末の販売
・ブロードバンドサービス
を提供しています。

法人事業
法人向けに
・データ通信や固定電話などの固定通信サービス
・クラウド、グローバル、AI・IoTその他のソリューションサービス
を提供しています。

流通事業
・法人向けにICT、クラウドサービス、IoTソリューション等に対応した商材
・個人向けに含むモバイル・PC周辺機器、ソフトウエア、IoTプロダクト等
を提供しています。

ヤフー事業
・「ヤフオク!」、「Yahoo!ショッピング」などのコマース関連サービス
・「Yahoo!プレミアム」などの会員向けサービス
・クレジットカード等の決済金融関連サービス
・検索連動型広告やディスプレイ広告等の広告関連サービス

 

ROEに注意

高いROE(自己資本利益率)に騙されるな
ソフトバンクはNTTドコモ、KDDIと比較してROEが非常に高いです。
ROEとは、株主から集めた資本からどれだけ利益を得ているかを意味する指標のことです。
例えば、自己資本100億円の企業が純利益10億円だとしたら、ROEは10%となります。
この数値が高ければ高いほど収益力の良い優秀な企業だと言えます。
計算式は以下です。

ROE計算式

ROE=当期純利益÷自己資本×100

ケータイキャリア3社のROEを比較してみました。

ROE(%) 2018.03 2019.03 2020.03(予)
ソフトバンク 33.32 36.43 49.77
NTTドコモ 14.13 12.03 10.78
KDDI 15.63 15.52 14.82

ソフトバンクすごっ!ってなりますよね。

実はそうじゃないんです。

計算式を見ると分かるように、自己資本が低いとROEは高くなります。
ソフトバンクは他2社に比べて非常に自己資本が少ないです。
自己資本で足らない部分は、金融機関から多額の借入金で補填し、経営に回しています。
自社で調達してきた株主からの資本を「自己資本」と呼ぶのに対して、借入金は「他人資本」と呼ばれます。

以下は自己資本比率と有利子負債の比較です。
自己資本比率とは、総資産(自己資本+他人資本)のうちの自己資本の割合。低いほどいい。
有利子負債倍率とは自己資本に対する有利子負債がどれだけあるかを表す値。低いほどいい。

自己資本比率 有利子負債倍率
ソフトバンク 11.4% 2.2
NTTドコモ 73.6% 0.01
KDDI 46.4% 0.28

これを見るとソフトバンクは自己資本比率が低く、有利子負債もかなり多いことがわかります。対してNTTドコモはほとんど自己資本で経営できている為、倒産リスクが低く、健全な財務状態と言えます。

 

とどめにROAの比較をします。
ROAは総資本利益率と呼ばれ、
ROA=純利益÷総資本×100
で算出できます。
総資本からどれだけ利益を得ているかを表す指標になります。
高いほど良いです。

ROA(%) 2018.03 2019.03 2020.03(予)
ソフトバンク 8.02 6.46 5.68
NTTドコモ 10.47 8.85 7.94
KDDI 8.92 8.88 6.91

ROAで見るとNTTドコモが一番高いことがわかります。

ROEだけで見るとソフトバンンクが一番優秀に見えたのに、他の指標と照らし合わせるとそうでもないことがわかりますね。

ROEだけをみて良し悪しを決めないようにしましょう。

 

配当利回りは高い

ソフトバンクの配当利回りは10月21日時点で5.74%です。

3%を超えてきたあたりで高利回りと言われる日本株でこの値はかなり高いです。

引用:ヤフーファイナンス

高配当利回りで気を付けたいのが、株価の下落によって利回りが高くなっている銘柄です。

▽例えば日産自動車は5.86%と高利回りの銘柄ですが、業績不振で株価は1年間で半分ほどになっています。配当利回りは1年前の2倍になっちゃいますね。笑
こういう銘柄は減配する可能性も高く、さらなる下落を引き起こすので、注意です。

ソフトバンクに関しては株価の下落は起こっていないので、問題はありません。

業績

2017-2019年の業績です。

売上は若干伸びていますが、純利益は横ばいですね。
来年の増配はそこまで期待できなさそうです。

 

株価推移


引用:楽天証券_チャート

株価 1,481円
PER 14.7 信用倍率 2.04
PBR 7.32 外国人保有率 3.1%
配当利回り 5.7% 浮動株 11.6%

PERは普通ですが、PBRが高いですね。
自己資本比率が低いことが要因となっています。

出来高も株価も大きな動きはないので、今は様子見といったところですね。
信用倍率、外国人保有率も少ないことから、株価の急下落も起こりにくいと考えられます。

個人的には次の決算次第で即買いもありかなと思っています。

以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。