この記事では毎年最高益を更新し続ける銘柄を紹介します。
投資家の神と言われるウォーレンバフェットは長期保有投資をすることで知られています。
その銘柄選びの基準に”10年間業績が伸びている銘柄”というものがありましたので、日本の企業で業績が伸び続けている会社をピックアップしてみました。
Contents
連続最高益を続けるおすすめ銘柄【2019年版】
株探というHPの情報をもとにランキングを作成しております。
条件は時価総額が10億円以上、対象とする指標は経常利益です。
以下、紹介していきます。
ニトリHD 33年連続最高益
現在日本で最も最高益を連続で出している企業はあの家具で有名なニトリHD(9843)でした。海外の工場で家具を作ることで低価格を実現しています。
苦戦していた中国店舗は改装することで2桁増収しました。
公式HP
▽こちら10年チャートです。
引用:楽天証券_ニトリ
▽指標
株価 | 17,225円 |
PER | 27.1倍 |
PBR | 3.54倍 |
配当利回り | 0.63% |
売上営業利益率 | 16.17% |
ROE | 13.09% |
自己資本比率 | 82.8% |
※12月30日時点の数値です。
ヤオコー 31年連続最高益
2位はヤオコー(8279)という埼玉を中心に展開する食品スーパーです。あの低利益率で知られる食品スーパー業界でこの業績は神の領域です。笑
創業は明治23年とかなりの老舗。同社の特長は売り場にて料理実演することでその日の晩御飯を提案する”クッキングサポート”というサービスです。また、パートの教育が行き届いており、その場に応じた配列や値付けを行っている為、廃棄が少なく利益率が高い。
公式HP
▽10年チャートです
引用:楽天証券_ヤオコー
▽指標
株価 | 5,580円 |
PER | 18.3倍 |
PBR | 2.17倍 |
配当利回り | 1.08% |
売上営業利益率 | 4.08% |
ROE | 11.85% |
自己資本比率 | 42.1% |
※12月30日時点の数値です。
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ツルハHD 27年連続最高益
3位はツルハドラッグでおなじみのドラッグストア大手ツルハHD(3391)です。ライバルのウェルシアを抜き、売上高は業界1位。化粧品販売に注力しています。
ドラッグストアは小売りの中でも比較的利益を出している店舗が多く、店舗数増やせば勝ちみたいなところがあります。同社は北海道出身の会社なので、北海道と東北に多く店舗を持ち、店舗数は業界首位です。
公式HP
▽10年チャートです
引用:楽天証券_ツルハHD
▽指標
株価 | 13,100円 |
PER | 24.3倍 |
PBR | 2.99倍 |
配当利回り | 1.13% |
売上営業利益率 | 5.33% |
ROE | 12.32% |
自己資本比率 | 55.6% |
※12月10日時点の数値です。
コシダカHD 18年連続最高益
4位はカラオケの「まねきねこ」とフィットネスジム「カーブス」の2本柱で経営を行っているコシダカHD(2157)です。カラオケ事業では業務の自動化に取り組み、低価格でサービスを提供しています。また、まねきねこをASEAN圏に展開し始めました。
カーブスはフィットネス部門で5年連続顧客満足度1位を獲得し、会員数を着実に伸ばしています。
▽10年チャートです
引用:楽天証券_コシダカHD
▽指標
株価 | 1,650円 |
PER | 18.2倍 |
PBR | 4.22倍 |
配当利回り | 0.97% |
売上営業利益率 | 15.35% |
ROE | 23.16% |
自己資本比率 | 44.1% |
※12月30日時点の数値です。
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ABCマート 18年連続最高益
5位は靴小売り店のABCマート(2670)です。4位のコシダカより順位が低いのは増益率がこちらの方が低かったからです。
同社は靴小売り以外の事業は行っていません。
海外にも出店しており、店舗数は毎年増加しています。特徴としては、市場の変化に対応し、移転や店舗リニューアルを惜しむことなく実行します。顧客を飽きさせない工夫が連続増益の秘訣か。
利益は国内、海外ともに堅調です。
▽10年チャートです
引用:楽天証券_ABCマート
▽指標
株価 | 7,440円 |
PER | 19.9倍 |
PBR | 2.32倍 |
配当利回り | 2.28% |
売上営業利益率 | 16.24% |
ROE | 11.67% |
自己資本比率 | 86.5% |
※12月30日時点の数値です。
アークランドサービス 17年連続最高益
6位はアークランドサービスHLDG(3085)という外食チェーン企業です。
かつ丼専門の「かつや」などを展開しています。海外にも出店していますが、思うような結果は出せていないようです。国内での外食チェーンは順調に利益を伸ばしています。立地診断AIを開発し、テスト運用開始。公式HP
▽10年チャート
楽天証券_アークランドサービス
▽指標
株価 | 1,882円 |
PER | 23.0倍 |
PBR | 3.13倍 |
配当利回り | 1.3% |
売上営業利益率 | 13.18% |
ROE | 13.58% |
自己資本比率 | 72.5% |
※12月30日時点の数値です。
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ハイデイ日高 17年連続最高益
7位は東京の駅付近でよく見かけるラーメン店「日高屋」を営むハイデイ日高(7611)です。
そこまで味にこだわったラーメンを提供しているわけではありませんが、ニーズをしっかり意識した経営がうまくはまっているようです。今後は仕事の自動化を促進し、人件費をさらに抑える計画をしています。
2019/12/30追記
12月26日に発表された3Q決算では通期利益を下方修正し、12.9%減益の見通しとなっています。
つまり、このままいけば連続最高益は17期で途絶えてしまいます。。
公式HP
▽10年チャート
引用:楽天証券_ハイデイ日高
▽指標
株価 | 2,019円 |
PER | 29.2倍 |
PBR | 3.00倍 |
配当利回り | 1.78% |
売上営業利益率 | 9.76% |
ROE | 10.28% |
自己資本比率 | 81.7% |
※12月30日時点の数値です。
まとめ
以上7つの企業をランキング順で並べてみましたが、現在は小売りや外食が多く、製造業が入り込んでいない状態です。
IT業界も成長していますが、創業年数が浅いため、10年以上の連続最高益は少ないようです。
ここで紹介されているような銘柄は独自の強みを持っている為、業績が落ちにくいです。
長期投資をするなら過去10年の業績を振り返り、チャートを見なくても安心できるような銘柄に投資しましょう。
以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。