この記事ではビジネスモデル、業績が優秀なのにコロナの影響で連れ安になっている銘柄を紹介します。
ダブルバガーくらいは狙えるかなと思っているので、参考にしてみてください。
動画で見たい方はこちら!
パシフィックネット(3021)
一つ目はパシフィックネットです。
引用:https://kabutan.jp/stock/chart?code=4477
株価 1,248円
時価総額 64.6憶円
PER 25.2倍
PBR 3.34倍
事業
事業は2つあります。
1つはPCやタブレットなどのデバイスレンタル、ITサービスのサブスク型サービスを展開している事業。
①デバイスの新規導入
②導入後のヘルプデスク対応
③返却されたデバイスのデータ消去
④適正処理
までをワンストップで行います。
そして返却されたPCはテクニカルセンターで再生し、法人向けにリユース品として販売しています。
無駄のないビジネスモデルとなっていますね。
2つ目はコミュニケーション機器の提供です。
下の写真のイヤホンガイドが主力製品となっています。

これは観光ガイドツアーなどで、ガイドさんが話した内容を聞き取る為の機器です。
旅行関連市場でのシェアは脅威の9割!!
今は自粛ムードなので、売上は落ち込むでしょうが、来年のオリンピックには
また需要が増えてくるでしょう。
テレワークで注文殺到
パシフィックネットはテレワーク関連銘柄としても注目されています。
というのも、テレワーク用のノートPCやWi-Fiルーターのレンタルが急増しているからです。
また、4月7日に以下のような発表がありました。
簡単に言うと、「ノートPCの在庫が足りないから日本中からかき集める」といったものです。
供給が追い付いていないほど需要過多となっているようです。

引用:http://kabutan.jp/disclosures/pdf/20200406/140120200406490108/
4月14日に決算発表ですが、非常に期待できますね!
データ処理の新規顧客増
2019年に神奈川で中古HDDが転売事件があったと思います。
これが原因で、どの企業でもPCの適正処理について見直す動きがありました。
その結果、データ消去業界唯一の上場企業であるこのパシフィックネット
に新規依頼が急増しています。
業績
パシフィックネットの純利益推移です。

事業の構造転換を始めたのが2017年です。
それから純利益は増加していますね。
さらにこちら、
営業利益率とROEの推移です。
引用:https://kabutan.jp/stock/finance?code=3021
連続で増加していますね。
個人的にはこれがいちばん好印象です。
ROEが向上しているということは、経営の効率化が進んでいるということを意味するので、銘柄への期待が集まりやすく、株価が上がりやすくなるからです。
BASE(4477)
続いてBASE
引用:https://kabutan.jp/stock/chart?code=4477
株価 1,269円
PER -
PBR 8.2倍
事業
個人、小規模法人向けにECプラットフォームを提供している会社です
ECプラットフォームとは、楽天市場やamazonのようなネットショップ環境のことを言います
”誰でも簡単にデザイン性の高いネットショップが作成できるように”をコンセプトにしていて、素人がネットショップを開設しやすいように、ハードルを下げる工夫があります。
特徴①初期費用、月額料金無料!
楽天市場、アマゾンは出店すると初期費用、月額料金がかかります
しかし、BASEの場合はそれらがありません
その代わり、
取引が成立した際に利用料金と決済手数料が他社よりも多めに取られます。
そのほかにも利便性を高めるための優良オプションがあって、それが収益源となっています。
特徴②デザイン設定が楽
本来HPのデザインを変更するにはHTMLを編集しなければいけないんですが、その必要がありません。
プログラミングのスキルがない方でもおしゃれなページに仕上がるように、クリエイターが作ったテンプレートが用意されています。
ということで、本当に素人よりの設計思想となっているので、モノ作りはできるけど、ネットショップへのハードルの高さに苦しんでいた方にとっては非常に助かっていると思います。
店舗は増加し続ける
下図はBASEのショップ数の推移です。
ショップ数が増え続けているので、これから売上、利益が増加していくことが見込めます。
個人がプロ用のツールで作業ができる時代になっているので、このようなネットショップはこれから増え続けると思います。
業績
純利益はこのようになっています。

赤字続きとなっていますが、徐々に縮小していますね。
始めたばかりのビジネスなので、今の赤字は気にしなくていいと思います
その事業がしっかり成長しているかが着眼すべき点です
先ほどのショップ数の推移をみる限り、店舗数は増加傾向にある為、事業の成長性は問題ありません
おそらく来期には黒字転換することと思われますので、仕込むなら今のうちかと思います。
スマレジ(4431)
3つめはスマレジです
引用:https://kabutan.jp/stock/finance?code=4431
株価 2,795円
PER 59.9倍
PBR 8.09倍
事業
売上分析や高度な在庫管理など店舗運営の効率化を実現する高機能レジアプリを提供しています
スマホやタブレットから操作が可能なので、個人や中規模のお店で多く取り入れられています。
機能は
・発注
・商品登録
・棚卸
・複数店舗管理
・顧客管理
・テーブル管理
など、多数の機能が存在します。
サブスクリプション型のサービスで、より多くの機能を使用するには高額なプランに切り替える必要があります。
契約数増加中
下図はスマレジの契約数推移です。

どのプランも増加し続けています。
さらに、年間の解約率は0.6%となっており、
非常に優秀な製品であることがわかります。
まあ、発注や複数店舗が管理できるシステムをわざわざ買い替えることってあんまりないですよね。。笑
また、3月の契約数も発表されましたが、このコロナの状況下でも+1,000件となっており、ほとんど影響を受けていないことがわかりました。
業績
スマレジの純利益は以下のように推移しています。

成長率がすごい!
4年で純利益が200倍になってますね!
それだけ利益率がいいビジネスということが言えます。
ちなみにスマレジの営業利益率は20%となっています。
まとめ
今回3つの銘柄を紹介しましたが、選定の基準としては
・時価総額300億円以下
・他社への優位性(独自性)がある
・安定しやすい収入フロー
・株価がコロナの影響で下がっている
これらを意識しました。
業績に影響がないのに株価が異常に下がっているものは、やはり仕込み時だと思います。
以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。