株価高騰中のレーザーテックについて、投資家目線での分析をしています。レーザーテックを買おうか検討している方、必見です。
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レーザーテック(6920)脅威の成長。株価はどこまで伸びるのか。
この記事の要点です。
- 主力製品がシェア100%
- 半導体関連株
- 配当性向は35%で固定
- 利益率が高い
- 業績・財務好調
- 悪いところほとんどない
では、細かく見ていきましょう。
平均年収1千万越えの企業
企業情報です。
社名 | レーザーテック(株) |
本社所在地 | 神奈川県横浜市 |
設立 | 昭和35年 |
従業員 | 連結375人 |
平均年収 | 11,370千円 |
代表取締役 | 岡林 理 |
決算 | 6月 |
大株主 | 日本トラスティ 自社 日本マスター |
なんと平均年収は1千万円を超えています。
社員が少ないことから、一人一人の能力が高いことが伺えます。
無駄な人件費が少なそうなので、好感を持てますね。
事業
レーザーテックは半導体関連装置、エネルギー・環境関連装置、FPD関連装置およびレーザー顕微鏡の開発、製造、販売、サービスの提供を行っている会社です。
一番の特徴は同社の主力製品である「マスク欠陥検査装置」の
シェア率が100%であることです。

この装置は半導体製造における欠かせない工程に必要な装置なので、市場価値が高いです。
かのウォーレンバフェットは
「1本しかない橋で通行料を取るような企業に投資しなさい」
といっていましたが、この装置はまさにその有料の橋と同じものです。
株価
こちらはレーザーテックの3年チャートと指標になります。数値は2月6日時点でのものです。
出典:楽天証券
株価 | 5520円 | 時価総額 | 5,205憶 |
PER | 49.80倍 | 外国 | 36.7% |
PBR | 14.6倍 | 浮動株 | 7.2% |
配当利回り | 0.72% | 特定株 | 36.6% |
2019年から株価は右肩上がりです。
PER、PBRは非常に高いです。半導体というテーマ関連株であることと、今後の高い成長を見込まれる企業なので、たくさん買われています。
外国人投資家保有率が高いので、急落する恐れがあります。
また、目標株価は6,193円となっているのでこれから上がる可能性が高いです。
出典:株探
業績
こちらは売上高と営業利益の推移です。
出典:レーザーテック(株)

出典:レーザーテック(株)
3年連続増収増益です。
売上高をけん引しているのはやはり半導体事業ですね。
営業利益率は下がってきていますが、それでもかなり高水準です。
シェア100%の製品を持っていると価格を操作できるので、高い利益率を保つことができるんですね。
今後も期待ができます。
配当の推移
出典:レーザーテック(株)
配当金は4期連続増加していますね。
配当性向は35%で固定しているので、純利益が上がれば配当が増えるということです。わかりやすいですね。
収益性
レーザーテックの収益性に関する指標です。
出典:レーザーテック(株)
ROE,ROAはどれだけ効率よく利益を出しているかの指標で、高いほどいいです。
日経平均のROEが8%なので、それを超えると優秀と言われています。
レーザーテックのROE、ROAはかなり高いです。
注目すべきは2017年からROE、ROAともに上昇しているということ。
適切な業務改善で経費を減らし、利益の得やすいビジネスモデルへと成長を遂げていることを意味します。
個人的にROEが成長していることが一番魅力的なファクターです。
財務
自己資本比率の推移になります。
出典:レーザーテック(株)
自己資本比率は下がっていますね。
しかし、60%以上あるので、比較的高い数値です。
自己資本比率は45%以上あると倒産リスクがないといわれているので、レーザーテックは問題ないですね。
ちなみに有利子負債は0なので、自己資本以外の資本は1年以内に返却する借入金となっています。
装置を製造する企業となると有利子負債が必要なイメージですが、利益率が高いことと、剰余金があることから、必要ないようです。いいビジネスモデルですね。
まとめ
・シェア100%の製品を持つ
・利益率高い
・ROEが毎年増加
・業績好調
・有利子負債0
・PER、PBRが高い
実際分析してみるといいとこづくめな企業でした。株価が高騰するのも納得です。笑
これからも株価は上がり続けるかと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。