銘柄分析

KDDI(9433)の株価分析と改正電気通信事業法について

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KDDI株式会社(9433)の業績を分析し、今後の株価について考察します。また10月1日より施工された改正電気通信事業法についても書かせていただきます。

KDDI(9433)の株価分析と改正電気通信事業法について

この記事の要点です。

  1. 業績、財務は健全
  2. 利回りが高く、長期保有向けの銘柄
  3. 改正電気通信事業法で利益の低下が考えられる

 

3大キャリアのひとつ

KDDIの企業情報です。

社名 KDDI株式会社
本社所在地 東京都千代田区
設立 1984年
代表取締役社長 高橋誠
従業員 連結 41,996名
決算期 3月末
主要株主 京セラ
トヨタ自動車

第二電電(DD)とケイディディ、日本移動通信(IDO)が合併してできた会社です。
筆頭株主は京セラとトヨタ自動車です。

 

事業は電気通信だけ

①パーソナル事業
一般消費者向けの通信サービスを中心に、金融、エネルギー、エンターテイメントなどのライフスタイルサービスを提供。

②ビジネス事業
法人向けにスマートフォン等のデバイ スやお客さまのIoTビジネスを支えるKDDI「IoT世界基盤」をはじめとしたネットワーク・クラウド型サービス。

 

セグメント別純利益はこんな感じです。

パーソナル事業が圧倒的ですね。
3大キャリアのうちの一つなので、そりゃそうかって感じですけど。。

 

株主優待

KDDIにはかなりお得な株主優待制度があります。

株式数、保有期間に応じてカタログギフト「全国47都道府県のグルメ品」を提供しています。
↓の図を参照ください。

KDDI,株主優待

100株保有すれば
5年未満の保有で3000円相当
5年以上の保有で5000円相当

1000株以上保有すれば
5年未満の保有で5000円相当
5年以上の保有で10000円相当

10月25日時点での株価は2,943円なので、100株保有で優待利回りは1.1%になります。

10月1日より値引き禁止

10月1日より総務省によって改正電気通信事業法が施工されました。
その中身ですが
・携帯端末代と通信量の分離
・契約期間の上限は2年
・契約期間中の違約金は1000円まで
・携帯端末代の値引きは2万円まで
・契約期間の有無での料金差は170円まで
など、携帯キャリア会社をひっ迫する内容となっています。

なぜこんな事業法ができたのか。
菅官房長官の思惑です↓
▽キャリア3社で市場を独占しており、無駄に高い通信量を提示して利益を得ている。
▽高額な通信量の一部が米アップルに流出しているので、通信量を引き下げて流出を食い止めたい。

携帯端末代と通信量が分離すれば、消費者は値段の比較がしやすくなるため、3社で値下げ競争が始まるとの見方です。今後は1円端末などは生まれないんですね。。
この事業法をかいくぐるようなプランができるでしょうが、利益が落ちることは免れないでしょう。10月以降の決算に注目です。


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業績

2018年~2020年(予想)の業績推移です。

業績は順調に右肩上がりですね。
問題はなさそうです。

↓モバイルの契約者数の推移です。


引用:KDDI_決算資料

モバイル契約者数は年々増えてきているようです。
KDDIの最も大きな収益源と言えますので、これが減っていては株価下落の要因となってしまいます。

 

財務

自己資本比率と自己資本の推移です。

問題なしです。
自己資本は増え続け、自己資本比率が57%をキープしているので、余力がある状態と言えます。倒産リスクは少ないでしょう。

 

収益力

営業キャッシュフローの推移です。

少し下がり気味ではありますが、問題ないレベルです。

続いてROE,ROA,売上営業利益率の推移です。

KDDI、ROE

ROE,ROAともに高く収益力は優秀ですね。
営業利益率は19%を維持しています。

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ケータイ業界など、顧客から毎月金額が支払われるビジネススタイルのことをストック型ビジネスと言いますストック型ビジネスは収入が安定し、ジワジワ伸びる傾向があるので、投資家から人気があります。営業利益率が高い状態でキープできているのはこのビジネススタイルのおかげです。
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株価推移

KDDIの3年チャートです。

株価 2,943円
PER 10.98 信用倍率 0.67
PBR 1.65 外国人保有率 28.7%
配当 110 投信保有率 11.9%

※数値は219年10月25日のものです

PER、PBRはNTTドコモとほぼ同じです。以下参照。

PER PBR
NTTドコモ 16.3 1.75
ソフトバンク 14.6 7.29

割高ではないですが、10月1日からの改正電気通信事業法により、利益の低下が考えられるので、期待は禁物ですね。

配当利回りが3.7%と高いので、株価の底は堅いと思われます。優待も合わせれば4.7%の利回りになるので、大きな下落は起こりにくいかと。長期保有向きですね。
個人的には次の決算で値下げ禁止の影響がどう出てくるのか気になるので、それまで待ったほうがいいかなと思います。

 

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用途によって口座を複数持っている人がほとんどですので、
よろしければこれを機に口座を開設してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

・業績は伸びている
・営業利益率が高い(去年まで)
・財務健全
・利回りがいい
・株価は落ち着いている

改正電気通信事業法による利益の落ち込み

 

以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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