今回は株初心者の方に向けて、ROEという指標を使って株の選び方を書かせていただきます。
株の初心者はここを見ろ!【ROE編】
私が株を買う上で重要視している指標が3つあります。
それは
「PER」
「PBR」
「ROE」
です。
「PER」「PBR」の詳細についてはこちらの記事を参考にしてください。
理解を深める為にも読んでいただけると幸いです。<m(__)m>
株の選び方と注意点【PER編】
ではもう一つの指標のROEとは何なのか?
ROEで企業の実力を見極める
ROEは自己資本利益率とも言います。
株主から集めたお金を元手に、いくらの利益を生み出したかを表す数値となっています。
この数値が高いほど、より効率よく利益を生み出せる、収益力が高い会社だということが言えます。
一般的にROEが10%以上で優良と判断されています。
また、このROEはyahoo!ファイナンスで確認できます。
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引用:Yahoo!ファイナンス
ROEの算出方法
ROEは計算により導き出すことが可能です。
ROE=純利益÷自己資本×100
※自己資産とは返却する必要のない、会社の安定した資金のことです。Yahoo!ファイナンスから確認できます。
この計算式を見ると、株価が含まれていないことがわかりますね。
株価が含まれていないということは、PERやPBRのように現在の株価が割安かどうかを判断する基準にはなりません。
あくまでも企業の成長の可能性を示すようなものです。
注意点
自己資本の小さい企業に注意
ROEの計算式には分母に「自己資本」がありますよね。
つまり、自己資本が極端に小さければROEは高くなります。
自己資本が小さい会社は安定性に欠けるので、
ROEが高くても、買うのは控えましょう
レバレッジ経営に注意
レバレッジ経営とは借金をして大きな事業に取り組んでいる状態のことを指します。
そのような経営をしている企業の場合はROAという指標を参考にしましょう。
ROAは総資産利益率と言い、(自己資本+借金)に対する利益率のことです。
ROA==当期純利益÷純資産×100
このROAが5%以上であれば優良と判断されています。
レバレッジ経営をしている企業の判断ですが、
レバレッジ経営をしていなければROAとROEの差は2~3倍
ほどに収まっていますが、行っている企業は差が10倍近くあります。
また、自己資本比率が非常に低いです(10~20%)
ソフトバンクのように、それで成功している企業もありますが、
RIZAPはレバレッジ経営の結果、大きな赤字を計上しました。
そのような企業はリスクが高いということを認識しておいてください。
参考になりましたでしょうか。
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ではでは