インタートレードの株価が急激に伸び、現在下降トレンドに入っています。
インタートレード(3747)急騰後の暴落に注意
この記事の要点は以下の3つ
・急騰の理由はライン証券へのシステム導入
・ファンダメンタルズ的には魅力がない
・株価は下落トレンド
以下に詳細書かせていただいております。
企業情報
インタートレードの企業情報です。
社名 | 株式会社インタートレード |
本社所在地 | 東京都中央区 |
設立 | 1999年 |
代表者 | 西本一也 |
従業員 | 連結 115人 |
主要株主 | ・西本一也 18% ・(株)ジャパンインベストメントアドバイザー 8.6% ・カブドットコム証券(株) 8.6% |
筆頭株主は社長である西本氏ですね。
経営者が筆頭株主だと高配当という傾向がありますが、この会社は赤字の為、配当金はありません。
事業概要
インタートレードは以下の3つの事業を主軸としています。
- 金融ソリューション事業
証券取引所を対象とし、
・証券ディーリングシステム
・外国為替、証券所外の取引システム
・その他トレード用ソフトウェア、通信ソフトウェア
の設計・開発・販売をしている。 - ビジネスソリューション事業
一般企業を対象に
・自社開発の経営統合管理プラットフォームのパッケージサービス
・保守、運用中心のシステムエンジニア派遣サービス
・システムの設計・開発・構築やマルチベンダー・マルチプロダクト・マルチビジネスを特徴とするシステム総合支援サービス等を行うサポートセンターサービス
を行っている。
連結子会社(株)ビーエス・ジェイが「e²」の開発・保守等を手掛けている。 - ヘルスケア事業
一般消費者を対象に
・自社ブランドのハナビラタケ関連製品(サプリメント、健康食品、化粧品)の販売
・OEM 供給
・ハナビラタケ由来成分を使った化粧品原料販売等
を国内外で展開している。
業績は悪い
売上高・経常利益・純利益の推移です。
売上は年々減少していますね。
経常利益、純利益も同じく減少しています。
あまりよくない業績ですね。
まずは売上が伸びて欲しいところです。
今期業績の要因
金融ソリューション事業
大型案件の失注、それにかかっていた開発費により大幅な損失⇓
ビジネスソリューション事業
サポートセンターからの安定した受注、
開発工数の削減により利益増⇑
ヘルスケア事業
研究開発費が減少するも、売上減少⇓
財務も悪化
自己資本比率と自己資本の推移
赤字続きなので、やはり自己資本が減っていますね。
それでも自己資本比率は70%以上と高い水準を保っています。
ちなみに50%以上で優秀と言われています。
倒産のリスクはなさそうですね。
つづいてROE・ROAの推移

ROE、ROA共に下がっています。
しかもマイナス笑。
この指標だけ見たら手は出せないですね。。
ライン証券関連で株価急騰
インタートレードはライン証券向けにソリューションシステム「spider」を納入したことを発表しました。
これが買い材料となり、株価は一気に急騰しました。
株価推移
6か月チャートです。
株価 857円(10月25日)
PER 0
PBR 8.29倍
配当 0
外国人保有率 9.2%
信用倍率 4.49倍
時価総額 6,380百万円
1か月で株価が3倍になってますね
正直この材料でここまで伸びた理由はよくわかりません。笑
値動きしやすい銘柄だったから買いが集まっただけで、企業への期待度による高騰ではなかったのではないかと考えています。
現在は株価が高止まりして、下降トレンドとなっています。
ロングでは手を出さない方がいいかと。。
こういう銘柄は金を多く持っている機関投資家に有利にカモられやすいので、今後のために見学しておこうと思います。
まとめ
・ライン証券への納入が決定
・赤字縮小待ちでリターンを狙える
・業績が連続で悪化
・ROEが悪化
・株価は下降トレンド
ライン証券でどれだけ利益を出せたかで今後の株価が変わってきそうです。
以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。