絶好調のスマホアプリ、ドラゴンクエストウォークの開発・運営をしているコロプラについての株価予想と分析をしてみました。
コロプラ(3668)株価予想と分析。ドラクエウォークの恩恵は!?
9月20日ではストップ高が発生しているコロプラ。
その要因は9月12日にリリースされたスマートホン向けゲーム「ドラゴンクエストウォーク」の躍進にあります。
この記事の要点
- 業績は右肩下がり、今期赤字転落
- 自己資本比率は高く、倒産リスクはすくない
- 株価はまだ上がり始めたばかり、伸びしろはまだあると予想
以下、銘柄分析と株価推移について書かせていただきます。
企業情報

社名 | 株式会社コロプラ |
設立 | 2008年 |
本社所在地 | 東京都渋谷区 |
事業 | モバイルゲーム |
従業員数 | 945名 |
代表取締役社長 | 馬場功淳 |
大株主 | 馬場功淳 日本トラスティ信託口 |
事業
コロプラはスマートホン向けゲーム事業を主軸としています。
主なゲーム
『白猫プロジェクト』
『クイズRPG魔法使いとクロネコのウィズ』
『白猫テニス』
『最果てのバベル』
『ドラゴンクエスト ウォーク』
など
優位性とリスク
優位性
ドラゴンクエストウォークが絶好調!!
スクウェア・エニックスと共同開発し、9月12日よりリリースしている「ドラゴンクエストウォーク」のダウンロード数が、1週間で500万件を突破しました。
大和証券では、同タイトルの平均月商見通しを9億円から18億円へ修正、同社の業績予想も上方修正しています。
リスク
任天堂からの起訴
コロプラの『白猫プロジェクト』が任天堂の特許を侵害しているとして、2017年に起訴されました。
現在も裁判は続いているようですが、巨大企業の任天堂に勝つのは難しいとされています。
損害賠償請求:4,400百万円及び遅延損害金
差止請求の対象アプリ:白猫プロジェクト
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業績
2016~2018年の通期の業績です。

業績は右肩下がりですね。
新規ゲームが伸び悩んだようです。
続いて、8月13日に発表された、第3四半期での業績推移です。

なんと赤字転落しています。
売上高が落ち込んでいるのが要因ですね。
・アクティブユーザーは毎年落ち込んでいる
・新規ゲームの伸び悩み
・新入社員による人件費増加
財務
自己資本比率と自己資本の推移です。
自己資本比率は90%越え
借金をほとんどしていないということなので、ある程度赤字になっても耐えうる資金があります。
2016年~2018年の営業CFの推移です。
営業CFは増加していますが、CF計算書が公開されていないので、細かい分析はできませんでした。
つづいてROE(株主から得た資本を元に、いくら収益を得ているかを表す指標)・ROA(会社のもつ全ての資本を元に、いくら収益を得ているかを表す指標)の推移です。
ROEは高くない様子。収益力が少ないので、売上が落ちると赤字になりやすいです。
参考値
ガンホー ROE 24.93%
ミクシィ ROE 15.43%
ROEについての記事はこちら
➡ROEの見かたと使い方
株価推移
3年チャート
6か月チャート
9月20日
株価 982円
PER 316.77倍
PBR 1.83倍
配当利回り 1.02%
信用倍率 5.55倍
外国人保有率 16.8%
時価総額 126,956百万
売上が下がっている為、チャートは年々下がっていますね。
9月中旬に株価と出来高が急騰しているのはドラクエウォークの材料が出ている為です。
同社の株価は8月中旬~9月中旬にかけて1.5倍になっています。
ちなみに任天堂の株価はポケモンGOリリース後に約2倍に高騰しているので、同様の効果があるとすれば、
まだまだ伸びしろはあります。
PBRもそれほど高くなく、信用倍率も高すぎる段階ではないので
これらの指標を踏まえても、上がる可能性は秘めています。
個人的目標株価は1300円。
まとめ
・ドラクエウォークが1週間で500万DL
・業績が低下していた為、伸びしろが大きい
・自己資本比率が高く、倒産リスクは少ない
・今期に赤字計上
・既存タイトルのユーザーが減少
・任天堂と訴訟中
以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。