この記事では投資の神様ウォーレン・バフェットに学ぶ銘柄選定術を紹介します。
実践的な内容になっていますので、結果に結びつきやすいと思います。
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Contents
実践的な株の選び方【バフェットに学ぶ】
株で大富豪となったウォーレン・バフェットはどうやってその境地に行き着いたのか。
彼のスタイルは
徹底したファンダメンタル分析+長期保有です。
バフェットの投資には以下のポリシーがありました。
「投資対象に絶対の自信がないと投資しない」
これ、すごく大切だと思います。
でもできていない人がほとんどです。
なぜなら、チャートの動きに惑わされて損切りしてしまったり
雑誌で紹介されているから、などの理由で買ってしまうからです。
私も株を始めた当初は何も考えずに、有名どころを買っているだけでしたが、ファンダメンタル分析を学んで上がりやすい株を絞り込むことができるようになりました。
では、バフェット流15項目のチェックシートを紹介します。
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バフェット流15項目
①ROEは15%以上あるか
ROEは「自己資本利益率」といって、株主から集めた資本からどれだけ利益を生み出しているかの指標になります。
例えば100億円の株主資本から10億円の利益を生み出していたらROEは10%ということになります。
計算式は
純利益÷自己資本×100
です。
この数値が高いほど、効率よくお金を稼げるビジネスモデルを持っているので、優秀な企業といえます。
企業の成長期待度+経営のうまさだと思っていただければ問題ないです。
②自社株買いを行っているか
自社株買いとは市場に出回っている自社の株を買い戻して、1株当たりの価値を高めることを言います。
これが行われるとPERやROEの数値が改善されて株価が上がりやすくなります。
自社株買いは自己資本を削って株価を上げる行為なので、自社株買いをする企業は資金に余裕があり、株主還元に積極的な企業といえます。
③経営者、従業員音持ち株比率は高いか
持ち株比率は四季報や株探、証券会社のHPで確認することができます。
経営者の持株比率が高くなれば、経営者の利害は株主と一致するので、経営努力のインセンティブが働く結果、企業のパフォーマンスの向上につながるという結果が出ています。
詳しく見たい方は下記論文を参照ください
http://repository.seinan-gu.ac.jp/bitstream/handle/123456789/1297/co-n62v2-p73-94-jun.pdf?sequence=1&isAllowed=y
④ストックオプション制度を採用していないか
ストックオプション制度とは、従業員や役員に与えられる権利で、あらかじめ株価が決められた自社の株式を好きなタイミングで購入できる、というものです。
例えば、自分の会社の株をいつでも1000円で買える権利を手にしたら、株価が2000円に達したときにこの権利を行使して即売りしたら1株当たり1000円の利益がもらえるという仕組みです。
自社株買いの1種でもありますが、このときの売却益は株主資本から発生しているので、バフェットはこの制度を非常に嫌っています。
この制度はあくまでも自社の優秀な社員を辞めさせないようにとか、士気向上のためのものなので、株主還元に積極的とは言えません。
⑤労働組合は結成されているか
労働組合は賃上げを要求してくるので、会社の利益が従業員に流れてしまうからという理由で労働組合がのある会社にはバフェットは投資をお勧めしていません。
個人的にここはあまり重要視していません。
⑥過去10年間の利益は安定的かつ増加傾向か
継続して利益を伸ばしているかは重要です。
1,2年の急成長は運とトレンドで何とかなりますが、これを継続するのは優れた経営力が必要ですし、長く続けばブランド力が定着するので業績が落ちにくくなります。
業績の確認は「バフェットコード」というサイトを見れば9年分の過去実績と今期予想を確認することができます。
⑦本業に集中しているか、利益を生まない事業を行っていないか
本業以外事業に手をつけるとその分開発費や設備投資がかかりますし、本業に必要な人材がそちらに割かれてしまうと、十分なパフォーマンスを発揮できなくなる恐れがあります。
また、いくつもの事業を中途半端にやるよりも1つの事業に集中してトップシェアを獲得する方が利益率の向上や倒産リスクを抑えることができます。
⑧その企業の事業を十分理解しているか
「投資は結婚と同じととらえろ」
結婚するまでは相手をよく見て、結婚してからは相手を粗を見ないようにする
バフェットはよく投資を恋愛や結婚に例えます。
損をしないためには投資先の事業を十分に理解することは必須ですね。
⑨20年後も存在しているか
バフェットは1年間チャートを見なくてもいいような銘柄を買いなさい、と言います。
正直難しいですが、倒産しにくい企業の特徴は以下です。
・その業界でトップ
・自己資本比率が高い
・業績が過去10年間安定している
⑩他社とは違った競争力を持っているか
単純に売上高や利益の高さだけでは投資先としては安心できません。
ここでいう他社と違う競争力とは
・参入障壁が高い事業
・特許などの貴重な知的財産
のことを言います。
例えば、携帯電話事業は参入障壁が高く、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社が長年市場を独占しています。
⑪その会社は社会に必要とされているか
社会から必要とされる企業は寿命が長いです。
例えば通信事業を手掛けるNTTやメガバンクの三菱UFJ、交通機関のJRなんかは社会になくてはならない存在ですよね。
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⑫工場や研究開発費は少ないか
工場を所有していると数々のリース費用やメンテナンスが必要になります。
設備投資と聞くと聞こえはいいかもしれませんが、結局はただの負債なので、これらは少ないに越したことはありません。
⑬不況の時の株価はどうなっていたか
まさにこのコロナショックでの株価の下落はどうなっていたか。確認はしやすいですよね。
とりあえず、携帯3大キャリアやサイバーエージェントは下がり幅が他と比べて少ないことは確認できました。
⑭PERは15倍以下か
PERは株価割安率と言って、
株価÷1株当たりの純利益×100
で算出できます。
業界によって差はありますが、15倍以下は一般的に割安の水準です。
しかし、上記のすべてに当てはまるような会社はやはり人気があるのでPERは高い傾向にあります。
株価が大きく下がったタイミングで買いを入れたいところですね。
⑮経営陣は安定的か
経営者がころころ変わるということは経営がうまくいっていないことの表れです。
経営者が変わると組織改革などで無駄なコストも発生するので、経営者はずっと同じ人であることが望ましいです。
まとめ
以上、15項目まとめてみました。
必ずしもこれに当てはまっていないといけないというわけではありませんが、こういう見方をすればいい企業を絞り込めるんだなって思っていただけたら幸いです。
バフェットが投資した時期と今とは時差があるので、このやり方を応用して自分のやり方に当てはめることをお勧めします。
目指せ、大富豪!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。